ゆたゆたファクトリー

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【住宅】新築時の施主支給における注意点!



こんにちはゆたゆたです!

今日は、施主支給の注意点について話そうと思います。

注文住宅で予算の都合上、金額を下げる方法として施主支給があります。
照明器具、エコキュート、IHコンロなど様々あると思います。

以下の注意点と現場からの本音を書いたので参考にしてみてください(^^)

①支給品の付随部品が足りない
②工事中のトラブルにつながる可能性
③アフターメンテナンスがややこしくなる
④保証関係がややこしくなる
⑤ローンに組み込めない可能性がある


①支給品の付随部品が足りない

例えばですが、造作カウンターの上に施主支給の洗面化粧台のシンクを
設置する場合には、シンクと専用の配管部材などが必要になってきます。

配管部材を間違えると、設備業者が出戻りになってしまい、時間と本来
稼げる利益を減らしてしまいます。

また、シンクの位置によって、カウンターの穴の開ける位置や配管の立ち
上げ位置なども細かく決まっているので、図面も必要になってきます。

事前の準備がかなり必要になってきますので注意してください。


②工事中のトラブルにつながる可能性

現場に出入りするのに慣れていない運搬業者が商品を運ぶときにぶつけて
しまい建物に傷をつけたり、商品に傷がついたりする場合があります。

施主さんが搬入時に立ち会いをしていただき、傷がない等を確認する必要が
でてきます。

検品を行わずに設置した後に傷があるともめる可能性があります。


③アフターメンテナンスがややこしくなる

施主支給品が故障した場合に、故障原因によってもめる可能性があります。

それは、商品が原因で故障したのかと施工不良による故障の判断が難しい
場合です。

商品が建築業者側で準備した物であれば、建築業者がメーカーに問い合わせて
相談することができますが、施主支給では難しいです。

最悪の場合は、お互いに責任をなすりつけ合う可能性があります。

また、施主支給品は施主が直接メーカーに修繕を依頼する必要があるので、
手配も手間かもしれないです。

修理の金額の交渉も建築業者は間に入らないので各自で頑張る必要もあります。

以上を踏まえて、特にエコキュート施主支給はおすすめできません。


④保証関係がややこしくなる

③に絡んでくるのですが、施主支給品故障が原因で、ほかの部分を直す必要
がある場合などはややこしくなると思います。

本来は、建築業者の保証範囲に入っているのに、施主支給が絡むと保証がなく
なる場合もあるので注意してください。


⑤ローンに組み込めない可能性がある

建築業者との契約に含まれないので、住宅ローンを組む中に入れれない場合が
あります。

場合によっては、ある程度現金が必要になる場合がありますのでご注意
ください!

以上が施主支給をする場合の注意点になります。




個人的な意見として、施主支給をする物としては、IHコンロ・照明器具
(後付けできるもの)・カーテン・紙巻き器などの引渡し後に簡単に
設置できる物をおすすめします。

業者設置が必要な物は、アフターメンテナンスが特に大変なので注意し、
理解した上で施主支給を行いましょう!!